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【あなたは大丈夫という心のメッセージ】


タイトル:忘れられないカウンセリングエピソード【あなたは大丈夫という心のメッセージ】
担当:仁平 ゆみ子
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人が変わるためには何が必要だと思いますか?
「今のままの自分じゃダメだ」「もっとよくならなきゃ」と
望みながらも一方では変化を恐れ尻込みすることも。

どうなるかわからない未来より苦しいけどよくわかっている現状を選んでしまう。リスクを冒すことは怖いです。
それは変化を求めながらもできる限り確実で安全な変化を願ってしまう。
たとえわずかでも芯から変わるって物凄く大変なこと。
突然変異のように見えてもそこにはあるプロセスがあるはず、と自分の体験で実感しているので、そのことを今日は書いてみますね。

 小学校時代から家の外の世界は過酷だと思っていた私。
なにをやっても不器用で物事の飲み込みも悪い。上手くいくことなんてまずない。人生生きていくのに私大丈夫なんだろうか・・・と常に感じていたのです。

息子が生まれてまだ1,2歳だというのに、「この子大丈夫だろうか」と重苦しくつきまとう不安。
「発達障害?虚弱体質?社会性不足??」育児ノイローゼ気味。
海外駐在員の妻としての人間関係の息苦しさ、慣れない英語、頻繁にある自宅でのパーティ、どれ一つとっても緊張して上手くできない!
周りのだれもがスイスイ順調にやっていることなのに!
はじめての体験を楽しむ余裕などなく、人の中に入る緊張でクタクタになっていました。
いつも周りの誰かに比べ自分はダメだと思う心の癖。
出張が多く仕事も遊びも忙しい夫には、こんな私の気持ちとても
打ち明けられず、頻繁に八つ当たりのような喧嘩を繰り返す日々。一体自分は何に悩んでどうしたいのか、さっぱり自覚できずぐるぐると悩みが回っているような状態。
何とかしなくては!もうやだ!
今考えると恐ろしいですが、2歳の長男を車に乗せてハイウェイ飛ばして母子心中しようとしたことも。
もう、私なんてここからなくなってしまいたい・・・と本気で思ったのです。
バックミラーに映る長男がニコッと笑っても決心は揺るがず。
アクセルを踏み込みながら・・・手が震えて汗をかき、自分が怖くてたまらなくなりました。
結局決行できず。
その晩は帰宅する気になれなくて、見知らぬホテルに長男と一泊。ぞっとする家出でした。

落ち着きのないイライラと動かない緊張はあてどもなく続き、ついに国際電話でカウンセリングを受けたのです。
中年女性のカウンセラーの声は温かく優しかった。
ああしなさい、こうしなさいという指示はなく、本当にじっくりと優しく大事に私の話に耳を傾け続けてくれました。
温かい静かな「気」が海の向こうから伝わってきたような・・・
この感覚はいったいなんだろう?
「あなたは大丈夫よ」と心の底から言われたような感覚。
実際カウンセラーはそう言ってはいない。
不思議な脱力感と解放感。

これは『受容された体験』だったと今になって感じています。


(A)母親として長男の子育てに成功したい、失敗したくない。
   妻として駐在生活を人並みに立派にこなして評価されたい。

(B)もうこんなことやってられない、もう全部投げ出したい。

というそう反する(A)と(B)の矛盾に苦しんでいたこと。
  ↓
①どちらもそれぞれ理由があり間違っていない、正しい。
  ↓
②それゆえに自分はどちらも選べなかったのだ。
  ↓
③だから自分の悩みは間違っていない。正しかったのだ。
  ↓
④だから悩んでいた自分は間違っていない。正しい。
 ただ、悩んでいただけだ。

そんなふうに悩んでいる自分を肯定できたのです。自然に。

私の全存在ありのままを肯定され、
「それでいいよ、大丈夫だよ」と言われたような、
身体全体を包まれたようなそんな感じがしました。

この直後、「もうこれはどうしようもないじゃないか、」という絶望感。
絶望感というのは、悔しさも怒りも焦りも残らないと知った体験。
もしそれらを感じたら、本物の絶望ではないと思う。
まだ執着を手放していないから、悔しさ、怒り、焦りを感じるのです。
絶望感は(A)でも(B)、どっちでもよく、どっちも選ばず
ふーっと力が抜け穏やかな気持ちになるのです。
緊張がゆるんだ楽な気持ちの先には、なんとも明るい感じがするのが不思議。

何も解決していないけど、悩みと自分の間にあった緊張感がゆるんでふわっと距離ができる、そんな感じなんですよね。

自信がある、というのは、どういうことなんだろう?
他者に比べて優れているから自信をもつというのは覆されやすく
脅かされやすいもの。
自分の欲求に気付き、それを味わうこと、実行しようと楽しむことの積み重ねで確かな自信がつくのだと思います。
それが私の思う自信。
自分自身への信頼。
自分は大丈夫という信頼感。
私は大丈夫、と芯から思えることが、
相手に対しても「あなたは大丈夫」という心のメッセージ『気』を送れるのだなぁ、と。

まだまだこの先の続きはあるのですが、またいつかお話しますね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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by exkokoro | 2010-09-29 10:46 | カウンセリング | Comments(0)

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