◆人間味◇ 私をカウンセリングに導いた出会い

担当:川村 美恵
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こんにちは、川村です。
若いころの私にとってカウンセリングはとっても敷居が高いものでした。
まず、カウンセラーさんを知らない。
どんなことをするのかもわからない。
興味はあったけれど、実際に受けようと思ったことはなかったのでした。
ところが、初めての子供を産み、育てた時にいままで経験したことのない状況においこまれたのです。
一日中、会話のできない赤ちゃんと一緒に過ごすなんてこれまでの人生で経験したことのないことです。
泣いている赤ちゃんを抱っこしたり、おむつを替えたり、ミルクを飲ませたり。
首のすわらない赤ちゃんは壊れ物のようで、そうっと扱わないといまにも壊れそうで、
なにをしても泣きやまない時もあります。
もちろん、かわいいのです。
すやすやと寝ている顔は天使のようです。
しかしながら2、3時間おきに泣かれたりする日々は本当につらいものでした。
夫に言っても「赤ちゃんなんだから仕方ないだろ」という言葉が返ってくるだけ。
お母さんなんだから赤ちゃんが可愛いのは当たり前、面倒をみるのは当たり前という常識が私と夫に見事に刷り込まれていました。
その頃はまだウィンドウズが発売される前でインターネットのない時代。
情報というものは本やテレビ、身の回りの人から入ってくるものだけ。
あの時、誰かが私の話を真剣に聞いてくれたら・・
カウンセリングを知った今なら、そう思います。
今思えば、もっとも私が相談相手を必要としていたのは子供が2、3歳の頃、一番自己主張の激しいときでした。
大人げないとは思いますが、本気で子供に対して怒りを感じ、思わず手をあげたこともあります。
そして、その時の後悔がいまでも私の心の中に残っているのです。
その後悔が子供への気兼ねの原因にもなっていると思うのです。
いろいろな育児に関する本も読み、勉強もしました。
しかしながら、頭ではわかっていても自分の感情というものはなかなかいうことを聞いてくれません。
その感情の整理の手助けをしてもらえばよかった・・
いま、そう思います。
私が実際にカウンセリングを受けるのはずっとあとになるのですが、
あの時、カウンセリングと出会っていたら、またちょっと違っていたのかもしれない
と思うことがあります。
もし、今独りで悩んでいるのでしたらぜひ電話相談にいらしてください。
貴方は独りではないのです。
今、悩んでいることがきっと貴方にとって必要なことだったと思える日がやってきます。
貴方が幸せになる可能性を一緒に探っていきましょう。
川村美恵
by exkokoro | 2010-07-07 12:55 | 育児・教育 | Comments(0)