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家族という小さな社会で


タイトル:家族という小さな社会で
担当:長谷川 さとみ
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家族をテーマとして、「子ども」「夫婦」との関わりを書いてきました。
ラストの今回は、「家族」の在り方を学んだ今の時点で
感じていることを書いてみたいと思います。


人が成長して世の中に出るまでは、誰もが自分の「家族」の中で育ちますよね。
私はその「家族」もまた、大きな社会に出るまでに出会う小さな社会だったとしたら…
と考えてみました。

<人間はいろいろな価値観や生き方、考え方を持っていて
それぞれ違っていて当たり前。>

ということを、意識したことが無かった私は
自分の家族だから、同じ価値観や生き方、考え方を持っているものだ。
と勝手に思っていたように感じます。

そう感じるのは、実は自分を育てた人の価値観や生き方、考え方を受け継いでいるからなのです。

思い返してみると、私の両親は感情を表に出すようなことは無く
強く自己主張している姿もあまり見たことがなかったと思います。
特に母は、父がどんなに遅く帰ってきても寝ないで待っていたし、
自分はろくに食べなくても子どもにはしっかり食べさせた。
そんな風に、自分のことはいつも後回しだったようです。

大人になって、自分の家族を持つようになった私は
・言いたいことははっきり言わず、
・夫を立てて、
・子どもに無償の愛情を注ぐ。
こんなことを無意識に受け継いで、小さな社会を作らなくては。
と思っていたのかもしれません。

ところが、この小さな社会を作るのは
私とは全く違う家族の下で育ってきた夫も一緒なのです。
彼もまた、育てた人から受け継いだ何かを持って生きてきたはず。

そして二人の間に生まれた子どもたちもやっぱり、
夫や私から何かを受け継いで生きていることになります。

こんなことがめぐり巡るのですが、
今まで全く意識したことも無かった私は、
小さな社会で生きていくことがしんどいなと感じていました。
それは、以前のコラム
【子育ては自分育て】【近くて遠い夫婦関係】
でも書いています。


それぞれ育った環境は違うと理解できても
個人が何かを受け継いで育つことがある。
などと考えもしなかったので、しんどくなったのでしょうね。
自分の物差しでしか測ってなかったのですから。

そして、その物差しはずっと子どもの時にすでにもらっていたのですね。


大きな社会に出たとき、たくさんの価値観とぶつかり
しんどい思いをするとしたら考えてみませんか。
自分の小さな社会に目を向けて、
自分の中にある物差しがどこからきたのかを。

そして、その物差しに囚われることなくこれからは生きていいのです。
しんどい物差しは手放して、新たな自分の人生を選ぶのです。


「家族」という、めんどくさいけれど愛すべき小さな社会の中で
私たちは育ちます。
親であれ、兄弟姉妹であれ、何かしらを受け継いでいる個人なのだと
自覚することが大事だと、今思うようになった私がここにいるのです。
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by exkokoro | 2010-12-08 11:20 | 家族 | Comments(0)

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