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大切なものを失われた方へ


タイトル:大切なものを失われた方へ
担当:長谷川 さとみ
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今回の大震災で、家族や友人、知人など
大切な人をいきなり亡くされた方、
また、家や学校、会社など町ごとが一瞬で
流されてしまい被災されておられる方々、
心よりお見舞い申し上げます。


実はあの日、私は関東のある場所にいて
激しい揺れを体験してしまいました。
交通機関はストップし、大阪に帰れなくなり
ある施設で夜明かしをすることになりました。

そのときは、まさか『戦後最悪の自然災害』
と言われるほどの事態になるとは
思ってもみなかったのですが…

すでに一ヵ月が経過して、復興に向け様々な取り組みが
行われていますが、未だに大きな余震が続く中
被災地の皆さんの身体的、精神的負担は
計り知れないものになっていることでしょう。


大切な家族を、友人や知人をいきなり失ってしまったとき

「何にも悪いことしてないのに、どうして…」
「何故、自分は生き残ってるんだろう…」

こんな思いで生きていかなければならない事実が
重く重く自分にのしかかってくるのではないでしょうか。

ある日のTVニュースでは、家族を亡くされた方が
「うそだ、うそだー」と叫びながら
その場に崩れる姿が映し出されていました。

私も同じことを叫びながら崩れ落ちたことを
思い出し、とても胸が苦しかった。

突然主人を失った時、どうかうそであってほしい。
悪い夢であってほしい。
時間が戻ってくれたら・・・

そう、思わずにはいられませんでした。

その方は、「もっと早く通報していたら助かった?」
「私のせいなんだ…」と、
ドクターに訴えるように聞いていました。

ドクターは、
「通報が早くても間に合わなかったと思います。」
辛い言葉を苦しそうに伝えていました。

自分を責める気持ち、
「もっと早くこうしていたら…」
「自分が助けられなかった…」

こんな自責の念が自分自身を縛りつけて
生きていることが苦しくてたまらないのです。


最近の新聞ではご遺族の方が当時の辛い体験を
振り返っておられる記事を目にします。

苦しくて、思わず涙が流れますが
どんなことがあったのか、私も知る必要があると思い
記事を読んでいるのです。

世間では、一日も早い復興をと盛り上げています。
『みんなで力を合わせてがんばろう』

それが大事なことだと、わかっています。

立ち止まってはいられないことも、
がんばって生きるために前に進むことも、
頭ではちゃんとわかっているんです。

でも、
一瞬で大切なものが奪われた喪失感。
どこにもぶつけることが出来ない悔しさ。
何も出来なかった自責の念。
目に見えない原発に怯える不安。

まだまだ収まらない気持ちがたくさんあるでしょう。

周りが復興に向けて動き出しても
どうにもならない気持ちを抱えたまま
何だか自分は取り残されたように感じてしまう、
こんなことはないでしょうか。


今はまだ、そんな気持ちを抑え込まず
叫びたいだけ叫んでいい。
泣きたいだけ泣いていい。
と、私は思います。

がんばらなくてもいい。
強くならなくてもいい。

何故なら、
人は誰の中にもがんばれる強さがきっとある。

歩き出すことを自分で選ぶ、
そんなチカラが自分の中から
じわじわと湧き起こってくる『そのとき』が
きっとくると、私は思っています。


ただ、『そのとき』は人それぞれ違うのでしょうが…

だから、どうか抱えきれない気持ちを
聴いてあげてほしいと思います。
ただ、黙って聴いてもらえるだけでいいのです。


【大切なのは人間の命、それさえあればいい】
新聞で掲載されていた被災者の方のお言葉です。

どうか、どうか諦めないでほしいのです。
あなたの『そのとき』はきっとくる。

泥まみれになった思い出のかけらたちを集めて、
亡くなった大切な人の分まで生きようとする
『そのとき』がくることを私も信じて
応援させて頂きたいと、心から思います。

温かい家でご飯が食べられる自分は、当たり前であって
当たり前ではないことを胸に刻みます。


毎日のように続く余震、長期化する放射能の危険。
まだまだ深刻な状況が続くようですが、
被災地の皆様の
心と体が健康に保たれますよう、お祈りいたします。
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by exkokoro | 2011-04-16 13:18 | 東日本大震災 | Comments(0)

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