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大震災と、今感じること。



タイトル:大震災と、今感じること。
担当:松本 綾子 カウンセラー
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あの日からもう16年が過ぎた。
社会人1年目の冬に起きた「阪神淡路大震災」。

大阪市内の実家で私自身は被災を免れたが、
友人・親戚、多くの人たちが、大切な家族や住み家を失った。

1995年1月17日、午前5:46の地面からの突き上げる激しい揺れ、続く余震。

電車が全線ストップした中、状況もよくわからずに
とにかく何とか会社に行かなければ!と自転車にまたがり
走りはじめると、見慣れたはずの景色の様子が何か違う。

隆起したアスファルト。くだけた壁。
どこかから漏れているガスの匂い。
けたたましくサイレンを鳴らして行きかう消防車、救急車。

そして次第にTVに映し出される被災の現場。

あの日の夕焼け。太陽が見とれるほど異様に大きく、赤かったこと。
崩れた家の前で、ただただ「おかあさ~ん」と声を振り絞って叫び続ける少女。
神戸の町で見た、横倒しのビル、中層階で真横にズレたマンション。
あの日、あの後、目に焼きついた記憶は、今でも色あせない。

もう16年も経つのに、この季節になるとより濃く、この映像と音声が私の頭の中に響く。
町は復興されたけど、多くの人の心に大きな傷跡を残した。

そしてあの地震で、私の人生は大きく方向が変わった。
それまでは、ただその日々を暮らしていたような気がする。
たくさんの人の命を奪った大震災が、私が私の道を生きていくきっかけになった。



今回の東北・関東地方を襲った大地震と津波。
私は東京の職場の、たまたま地震計の目の前にいた時に、ゆっくりとビルが揺れ始めた。

時間を追うごとに震度1から5弱までアナウンスされていくのを聞きつつ、
激しい横揺れに何とか柱の近くへ避難し、ビル全体が軋む音、窓の外の揺れる風景を見ながら
16年前のあの揺れが、映像がフラッシュバックし、一瞬「死」と言う言葉が、頭をよぎった。

そして、毎日続く余震の度に、ひどい動悸と全身の震えが止まらず、
TVに映し出されるニュース、原発事故、食料品等の買いあさり…。
見えない不安に押しつぶされそうで、涙が止まらなくなったり。


ようやく気持ちを取り戻せたのは、「希望」の言葉や映像。

原発で命がけで作業する方々、被災地でライフラインをつなぐ方々、
地方から、世界から広がっていく支援の輪。
そして何より、一歩一歩前へと進みだしている被災者の方々。

もちろんまだまだ被災地では、長引く避難所生活や原発問題もあり、
先行きが見えず、予断を許さない状況が続いている。
その中で、冷静さと希望を見失わないこと。
たった一人の笑顔が、たくさんの笑顔をひきだす力も持っている。



ここ東京で生活していて、今感じることは、みんな不安なんだということ。
不安だから、情報に翻弄されたり、怒ったり、苦しくなったり。

そして、良くも悪くも日本人は「秩序」と「我慢」の民族。
人と人のつながりは(地域差はありますが)昔より希薄になっている。

今、本当に必要なのは人と人のつながりです。
声をかけあうだけで、気持ちが落ち着くこともある。
なにが不安でおこっているのか、なぜ悲しいのか、なにが苦しいのか、我慢せず、声に出すこと、伝えること。


「大丈夫だよ」

つながっていきましょう、一緒に生きていきましょう!

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by exkokoro | 2011-03-29 00:00 | 東日本大震災 | Comments(0)

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