タイトル:思えばあれは失敗だった恋愛 【大切なのは等身大】
担当:杉元 信代 カウンセラー
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こんにちは。エキサイトカウンセラーの杉元です。
昔のお話です。
知人の紹介でとある男性と食事をすることになりました。
信頼している先輩の紹介でしたし、なにより「ぜったい好みのタイプだと思う!!」という先輩の太鼓判もあったので出かけることにしたわけです。
いろいろ「何を着ていこうか」悩む私。
おまけに場所は私の仕事の都合で相手にとってはあまりよくわからないエリア。
当然食事をする場所も待ち合わせの場所も私に決定権がありました。
なのでお店のセレクトにも悩みます。
思いっきり背伸びして準備万端。いきなりジャズのステーキハウスとか行ってみたりして。
そこからお付き合いが始まったわけですが、
だんだん「しんどいなあ」と思うようになってきたのです。
たしかに、顔は好み。やさしい。大人なのでいろんなお店にも連れて行ってくれる。
こちらの仕事の都合に合わせてデートしてくれる。・・・・条件に不足は無いわけです。
けれど、なにかしんどいのです。うーん。なに?
ずっと背伸びしていたんですね、私。
それは相手が年上ということもあったでしょうし、
あこがれている先輩から紹介してもらったということもあったでしょうし。
それから相手が私のことを「大人の女性扱い」していたので、
そこにあわせなけりゃというものもあったのではないかと思うのです。
そのときは、「大人の女」=「強い」ってイメージがあったのです。
今、どっからどう見ても子供には見えない「大人」になってしまった私は、
「そんなことない!!」と断言できるのですが、
当時の私はただひたすら彼が期待しているであろう「大人の女」になろうともがいていたわけです。
そりゃしんどい。疲れるはずだ。
この恋(?)はほどなく終焉を迎えましたが、後日談(しかも十数年後)があるのです。
それは、「彼も背伸びしていた」ということ。
どうやら「理解力と包容力」を垂れ流しにすることが「男」だと思っていたらしいのです。
お互い「告白」できたときはなんだすっきりして大いに串カツとビールで盛り上がりました。
だからといって、恋が再燃するわけでもないのが、男の女の面白いところなのかもしれません。
# by exkokoro | 2010-07-10 00:00 | 恋愛 | Comments(0)