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「自分を上手に扱う」


タイトル:自分を上手に扱う
担当:大庭 久美子
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以前私は、自分の長所を聞かれると困ってしまうことが多かったのです。
短所を聞いてくれれば意外とすぐに出てくるのに、長所といわれると考えてしまいました。
なぜ困ってしまうのかというと、自分には誉める長所などないと思っていたからです。

1つには長所が認識しにくいのは、周囲の人と比較されて育ってきているからです。
常に私たちは周囲の人と比較されながら育っていますが、両親や先生、周囲の人達から「○○ちゃんと比べると、あなたは勉強が出来ないわね」「どうして出来ないの、○○ちゃんはできるのに」とたえず言われながら育った場合、自分は人と比べてできの悪い子供だと思って育ってしまい、何をやっても「自分は駄目な人間」と思ってしまうのです。
たとえ何かで成功したとしても、たまたまうまくいったと自分を評価してしまい、自分の実力ではないと思ってしまうのです。

そしてもう1つには、幼い頃から両親や先生、周囲の人から「がんばりなさい」「もっとがんばりなさい」と常に言われて育って来た場合、努力をしても、成果を出したとしても「そのくらいできて当たり前、○○チャンはもっと出来るのよ、あなたは努力が足りないわ」「もっとやれば出来るのよ」とほとんど誉められたり、認められることなく育ってきた場合が多いと言われています。
そしていつしか自分は、周囲の人に誉められたり認められるには「完璧でなければいけない」と思いこんでしまうこともあります。

例えば10人中9人が自分を誉めてくれたとしましょう。でも1人が自分のことを認めてくれなかった場合、自分が誉められたことよりも認めてくれなかったことばかりが気になってしまいます。

失敗は許されない、何もかも完璧でなければ「自分は駄目な人間なんだ」「全員に認められなければ自分はもうお終り」などど、落ち込み絶望的になったりします。
失敗すると怒られる、笑われる、馬鹿にされるなど、人前で緊張したりする人もこのような恐怖心からなることもあります。
そして周囲の人に比較されて育っていると、自分より他人の目が気になり、人の顔色を伺ったり、できないことや、間違えることはいけないことと思ってしまい、常に自分にプレッシャーを感じてしまうのです。
そして自分1人でなんとかやれば誉められる、自分でやることが偉いことと思い込んでしまい、人の助けを求めなくなり自分の殻に閉じこもってしまい、最後にはどうにもならなくなりやる気がなくなってしまうのです。

殻を破る1つとして、今自分は心の中でどんな会話をしているのだろうと考えて見ることが大切です。
例えば、
「どうせ私なんか・・・」「なにをやっても・・・」「だったらやっても無駄」「あの人が認めてくれさえすれば・・・」「こんなことを思ってはいけない、誰にもいえない」などなど色々あります。
長所を認めることが出来ない人は否定的な会話ばかりしていることが多いのです。

・自分を責めている。
・人のせいにしている。
・嫌なことを忘れてしまう。
・なにもかも諦める。
・自分の気持ちを抑圧してしまう。

こんなことをしていてもなんの状況も変わらないのです。
否定的な会話をしていると、「自分は駄目な奴」と洗脳し続けているようなものです。
「自分を駄目」にしない為には、自分の会話を変えてみることです。
例えば
「全員に誉められなくてもいいんだよ」
「人の助けを借りるのは恥ずかしいことではないんだよ」
「辛くなったら誰かに話してもいいんだよ」
「完璧でなくてもいいんだよ」
「完璧はありえないよ」
「こんな自分もありだよ」と、
自分の会話を肯定的に変えてみることです。

つまり自分の良いところも悪いところも認めるのは自分であり、好きになるのも自分しだい、そんな自分と上手に付き合っていくことです。
どんな人でも必ずその人ならではの良さがあります、その良さを認めるのは他人ではなく自分自身です。自分の良さを認め伸ばしていくことが自分らしくイキイキと生きることに繋がります。何か問題があったときには解消されたり、緩和されたり、あまりそのことに
対して執着しすぎて苦痛ではなくなっていきます。
そんな自分を上手に扱ってあげてください。

これは私の体験から得た知識ですので参考にしてみてくださいね。

by exkokoro | 2010-10-05 16:21 | カウンセリング | Comments(0)

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