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【自分を支えるもう一人のわたし】


タイトル:カウンセリングのときに自分を支えているもの【自分を支えるもう一人のわたし】
担当:長谷川 さとみ
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皆さん、こんにちは。
前回のコラムでは、「自分を知りたいと思った自分」について書きました。
その後、心理学を学ぶことで除々に分かってきたことがあります。

それは、「自分を知ることがどんなものなのか」
そして「自分を知ったことでどんな展開があったのか」ということです。
今回は、そのことについて書いてみたいと思います。

自分の行動について、今まであまり深く考えたことがなかった私は、
「自分を知る」ということに対して、怖いと躊躇する思いもありましたが
それよりも、少しわくわくした気持ちの方が大きかったのかもしれません。

ところが自分と向き合った時、すぐには受け入れられない事態が起こりました。
自分の行動パターンの中に、『投影』をしてしまっていると指摘されたことです。
心理学での『投影』とは、
自分の中に認めたくない要素があると、それを他人に鏡のように映し出すことです。
解かり易くいうと、
誰かに対して、あの人の言動がイヤだとか、苦手と思っている時
その人のイヤだと感じる部分を自分も持っている」というものです。

私の場合、職場にいるある人の言動に対して常にイライラして、
いやだと感じていました。それはちょっとしたことではなく、
気が付けば四六時中その人のことを考えていたりするほどでした。 
ちょっと引きますよね(笑)
「なんであの人はいつもあんなに無責任なんだろう。」
「なんであの人はいつもあんなに無神経なんだろう。」
こんな風に思っていて、
・そんなところをどうすれば変えられるだろう・・・
・どうすれば気が付いてもらえるだろう・・・
とまで考えていました。

『投影』を学んだとき私は、「えぇーーー!?私はあんなに無責任じゃない。」
と思いました。
そしてその時、担当してくださった愛子カウンセラーは言いました。
「その人は、長谷川さんのためにあなたのまえに現れたのよン。」と・・・
???私の頭の上には幾つもの?マークがつきました。


その後も心理学を学ぶに従って、自分が抱え込んでいる縛りや思い込みなど
自分を知る作業を深めていくことでいろんなことが分かってきました。

私は、
「仕事とは常に真面目に真剣に責任感を持ってやるべき」
「自己主張できず、相手のせいにしていた」
こんな自分の価値観がいつも自分を縛っていて、
「こんなに頑張っているのに、私を理解してくれない人がいる。」とか
「いちいち言わなくても普通こうするでしょ。」

などと相手に対して思っていたのです。


そんな自分と向き合ってもやっぱりすぐには理解できなかったのですが、
今まで無意識だったことに少し意識を向けるようにして
日々生活していくと少しずつですが、何だかストンと胸に落ちてきたのです。
「私は、仕事に対してこうあるべきと自分を厳しく縛っていた。」
<だからとってもしんどかった。>

「思っていることを相手に伝えないくせに悪いのは相手だと思い込んでいた。」
<優しくて、人に対してきつくないと思っているはずだったのに
やさしくなれない自分が最低と感じてしんどかった。>


そんな自分がいることを教えてくれたのが、
まさに『投影』していた人だったのです。
そして、人は鏡なのだと分かりました。


それまで、親に甘え夫にも甘えて無責任に生きてきたところがある私。
夫が他界してから、一家の大黒柱として「働いて子どもを養う」
という責任感が無意識でも芽生えるようになってきた。
それがいつしか自分を縛るようにまでなっていたことを
その人が、「もっと緩めてもいいんじゃない?」
「もっと自然体でいれば楽だよ。」と私に教えてくれたんだなと
理解できるようになってきました。

思っていることをストレートに表現してこなかった私。
自己主張はせずに、「私の気持ちを察してほしい」
「普通はこうするはず」「いちいち言わなくても分かってよ」
こんな思い込みが自分の常識になっていたことにも
気が付くことができました。


つまり、自分には自分の価値観があるように
相手にも相手の価値観がある。
それなのに私は、自分の価値観を相手に押し付けていた。
ということに気が付いたのです。


自分を知って自分の良いところも、ちょっといやなところも認めたら
相手にもそういうところがあるわけで、認めたり伝えたりしよう。
<相手を変えることはできないし、問題は相手にあるのではなく
 自分の中にあると気付くのが大事なことである。>
<自分の思いは相手が受け取り易い形にして伝えられる。>
気が付けば、こんな風に思えるようになっている自分がいました。

しんどい作業をすることで、認めたくない自分や相手に対して
意識したくないと逃げたくなることもしばしばあります。
今までみたいに無意識でいたい・・・と。
ですが、【私は成長する】ことを選んだわけなので
【諦めない】ことも選ぼうと思いました。


そんな私を励まし、認めてくれる先輩カウンセラーの方々がいる
という安心感に支えられ、カウンセリングをやっていける今がある。
けれど、カウンセリングは私が一人でやっていかなければならない
孤独の場でもあり、相談者さんと向き合うときは
未熟な自分が不安になることもあります。
けれどそんなとき、今まで成長することを選んで、
しんどくても諦めず頑張ってきたもう一人の自分が
そんな不安になってしまう自分を支えているように思えます。


私と同じようなことで悩み、しんどいと感じているのに
どうしていいのか分からない・・・
そんな人たちに伝えたいことがあるのです。
もう既にしんどい思いをしているのに、まだしんどい作業をさせるのか。
と、受け入れられないこともあるでしょう。
けれど、今の状況を変えたいと考えるのなら
諦めず自分を見つめることは必要なんだと、伝えたいのです。
決して簡単なことではないけれど、一緒に考えましょうと伝えることを
【諦めるな】ともう一人の私が、まず自分を支えます。
自分がグラグラに揺れると元も子もありませんから・・・


カウンセリングという大舞台に立っている時、
自分を支えるのは、頑張ることを諦めない自分自身なのです。
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by exkokoro | 2010-08-11 10:26 | カウンセリング | Comments(0)

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