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「わかってくれない」理由



タイトル:「わかってくれない」理由
担当者:瀬尾 真一郎カウンセラー
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夫婦だからといって、阿吽の呼吸で話が通じるかというと、そうではありません。
長年連れ添っているからわかってくれるはずというのは、幻想なのです。


皆さんにも経験があるのではないかと思いますが、自分の言ったことを理解してくれず、
やるせない気持ちになったり、がっかりしてしまったり、
不完全燃焼のような気持ちを持ったことはないでしょうか。

「どうして、言ったことを、わかってくれないんだ」とか、
「あなたって、私のこと全然、わかってない」とか、
「そういうつもりで言ったわけではないのに、どうして、そうなるの?」など、
夫婦で話をするとイライラしてフラストレーションを感じることはありませんか。


そして、そんなことが続くと、いつしか会話をしたいという気持ちそのものが減っていき
「どうせ、わかってくれないのだから、話してもムダ」と思ってしまうかもしれません。


夫と妻がわかりあえない理由はいくつかあります。

そのひとつはまさに「夫婦だから」ということです。



冗談ではなく、夫婦という関係だからこそ、甘えが生じます。
そして
俺のことをわかっているはず。
私の思いは伝わっているはず。

という思い込みが、
誤解を招いたり、相手に求めすぎたりしてわかりあえない状況を作ってしまうのです。

まずは、思い込みを外して、相手を理解するように勤めましょう。


そして、もうひとつ、「理解力の違い」があります


これは、知能が低いとかそういったことではなく、
同じ母国語を使って会話をしていたとしても、
お互いの「言葉に対する理解力」は違うということです。


たとえば、本を読んだとき、内容を簡単に理解でき、
すぐに作者の意図を読み取ることができる人もいれば、
なかなか意図を読み取ることができない人もいます。


同じ本を読んだとしても、本の中で使用されている言葉の意味を知らない人もいるでしょうし、
表現が馴染みのないものであれば、理解するのに時間がかかる場合もあります。

すべての人の理解力が「同じ」かというと、決してそうではありません。
ときには、抽象的な表現で何を言いたいのか全くわからない場合もあります。


我が家では主語がない会話が多いので、
勝手に都合のよい解釈をして混乱してバトルになることもあります。


皆さんは、相手に理解してもらえるような話し方をしているでしょうか。
説明不足だったり、言葉が足らなかったりはしていないでしょうか。




最後に「言葉の定義の違い」があります。


実は言葉というのは、同じ言葉であっても、
聞く人、話す人によって頭に思い浮かべる「イメージ」が違います

先日テレビを見ていると、こんな事を言っていました。

「マツケン」と聞いてイメージするのは誰?
年配者は、そりゃ当然「松平健」だよ
若い人は、「松山ケンイチ」に決まってるじゃない

「リーダー」って聞いてイメージするのは誰?
年配者「コント赤信号のリーダー」
若い人「嵐のリーダー、大野くん」
ちなみに私は「トキオのリーダー城島」でした。


人によってこんなにも、定義しているものに違いがあるのです。

だから「愛情」という言葉を聞いたとき、
夫と妻が、愛情に対して同じイメージを持つとも限りません。

そのような違いは、私たちが使っているさまざまな言葉に対して起こることであり、
夫と妻との間でも頻繁に起こることでもあるのです。


だからこそ、理解し合えてないと思ったときは、お互いに確認をすることが大切なです。
お互いにわかり合っていないまま放置しておくと、いつまでたってもわかり合うことはできません。


たとえ夫婦であっても、さまざまな違いがあります。

そして、違いがあるからこそ、その都度、お互いの会話がきちんとかみ合っているか、
または、お互いが言ったことをきちんと理解できているかを、確認していくことが大切です。

そして、分かっていないのは当然だよって気持ちでいることが、
お互いストレスを溜めないでいる秘訣なんだと思うのです。

by exkokoro | 2011-03-23 00:00 | 結婚・夫婦 | Comments(0)

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